「ゆとりを楽しむコートハウス」

タイル仕上げの中庭をコの字型に囲む建物はシンメトリーの落ち着いたデザイン。

長いアプローチを進む時間が室内空間への期待を高めてくれます。

エントランスホールは閉じた空間にして、次の吹き抜け空間とのコントラストを強調

インテリアは色を抑え白を基調にシンプルにまとめました。

窓から差し込む光が空間の魅力をさらに引き立てます。

キッチンはオープスタイル。収納は壁面側にまとめました。

ダイニングは天井高を抑え落ち着いた雰囲気をつくっています。

曲線を描く階段がアイアンの手すりとともにインテリアを引き立てます。

ゴルフのシミュレーションルーム。ワイドスクリーンは臨場感たっぷりです。バーコーナーも設けています。

コンクリートで形をつくった階段は空間を彩るオブジェのような存在です。

ゲートを潜って奥に進むと広々とした中庭に出ます。

天井高が6m近くあるリビング。その高さを優雅に演出するドレープカーテン――リビングというよりはサロンと呼びたくなるようなくつろぎの空間は、山川設計との出会いがなければできませんでした。都内でも指折りの住宅地に敷地を確保したTさんご夫妻。ヨーロッパで見かけた大きな中庭を囲む石造りの住宅をイメージして最初はハウスメーカーに依頼しました。しかし、何度打ち合わせを重ねても思うようなプランが出てきません。ちょうどその時に雑誌で山川設計の住宅を目にして、まさにこれこそ欲しかったイメージだと連絡を取りました。イメージが共有されているので、打ち合わせはスムーズに進行、車3台を収容するビルトインガレージのある棟と、中庭を挟んでもう一棟を平行に設け、それを玄関ポーチのある建物でつないだコートハウスが誕生しました。優雅な佇まいの邸宅が街並みをさらに美しく引き立てています。

DATA- データ -

構造
RC(鉄筋コンクリート)造
アイアン
VINO
敷地面積
384.51㎡
延床面積
418.57㎡
価格
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施工会社
工藝舎
地域
Tokyo
               

メディア掲載

雑誌「モダンリビング」