「ドラマチックなアプローチのある家」
表通りの門扉をくぐると目の前に広がるのが外灯の光に浮かび上がる石張りの中庭です。
アイアンの優雅な手すりのある2階のバルコニーから見るアプローチ。
玄関ホール。右の扉はガレージに続く。室内に入るガラス扉にはあえて直線的な装飾を入れています。
空間を演出する優雅な階段。手すりのアイアンには色ガラスを入れて光を楽しみます。
1階の階段ホール。2つの棟をつなぐ位置にあります。
書斎兼オーディオルーム。大小のテーブルとチェアは山川設計のオリジナルデザイン。
曲線だけで構成したゆとりのダイニングスペース。テーブルは脚にアイアンを使ったオリジナルです。
地下に設けたオーディオルーム。プライベートな時間を心おきなく楽しみます。
寝室にも曲線のデザインを取り入れ安らぎが感じられるスペースにしました。
浴室にはバスコートを連続させ、大きなガラス越しに緑を楽しみます。
洗面スペースは間接照明を使った落ち着きのある空間です。
玄関ホールに続くガレージ。黒で仕上げた壁に愛車の鮮やかなグリーンが映えます。
門扉から続くアプローチを山川設計のオリジナルの外灯がやさしく照らします。
曲線が印象的な外観。街並みを美しく引きたてます。
表通りに面したアイアンの門扉を開けて中に入ると、目の前に広がるのは外灯のオレンジの光に浮かび上がる長い石張りのアプローチ。まるでフランスのプチホテルを訪ねた時のようです。弧を描く美しい階段がゲストをあたたかく迎えます。近所付き合いは苦手という建て主のFさんが新たに土地を確保して取り組んだ家造りで求めたのは、プライバシーをしっかりと確保し、自分の世界を安心して楽しめる“基地”のような家をつくりあげることでした。要望を聞いた山川設計が提案したのが、美しい中庭をコの字型に囲み、庭を玄関へのアプローチとした地下1階、地上2階のコートハウス。道路側はFさんの要望に添って、内部の様子がわからないよう窓などを最小限に抑えています。しかし、曲線を多用したデザインやアイアンの門扉や外灯、窓格子などを工夫することで、あたたかで親しみのある表情をつくりました。
DATA- データ -
構造
RC(鉄筋コンクリート)造
アイアン
VINO/クレラ
敷地面積
286.34㎡
延床面積
322.51㎡
施工会社
齋藤工務店
地域
Tokyo
メディア掲載
雑誌「モダンリビング」