「敷地の高低差を活かした地下室のある住まい」

敷地の高低差を利用して地階の扱いでガレージを設けました。玄関は階段を上がった1階にあります。

石張りの外壁に似合うガラスのキャノピーとアイアンの装飾。まるでパリに建つ住宅のようです。

玄関ホールはゆったりと確保しました。壁の鏡がさらに空間を広く見せています。

LDKは2階です。折り上げ天井と開口部のアイアンの大胆なデザインが空間を彩ります。

LDKは約40畳の広さがあります。エレベーターはシースルータイプでさらに空間を広く見せています。

円形のダイニングテーブルは山川設計で製作したものです。

テーブルに合わせ、キッチンカウンターにも曲線を取り入れました。黒と白でまとめたインテリアにキッチンの赤が映えます。

地下1階のガレージ奥にあるホール。ご主人の趣味である釣り道具を特注の家具にディスプレイしました。

クラシックなデザインの門灯が石張りの外観によく似合います。

敷地を最大限有効に活用した地下1階地上3階の瀟洒な建物です。

Mさんが見つけた土地は都心の駅から徒歩数分という絶好の場所でした。しかし面積は34坪とやや狭く、角地ですが2面が崖で、擁壁は今にも崩れそうです。擁壁のやり直しには多額の費用がかかります。思い悩んでいたときにインターネットで見つけたのが山川設計でした。「相談無料」とあるので思い切って訪問。すると「擁壁をやり直さなくてもいくらでもやりようはあります」と返事がありました。たとえば、敷地をいったん道路レベルまで掘り下げ、そこから鉄筋コンクリートの建物を立ち上げればよいと。しかも掘り下げた部分を地下室扱いにした地下1階地上3階の建物なら、一定の広さまでの地下室は床面積に含めなくてよいという優遇措置が受けられ、34坪の土地でもゆとりの住まいができます――土地の持つ可能性を設計の工夫で最大限に引き出した美しい住まいが完成しました

DATA- データ -

構造
RC(鉄筋コンクリート)造
アイアン
VINO
敷地面積
113.63㎡
キッチン・洗面台
ブラスデザイン
延床面積
255.67㎡
価格
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施工会社
齋藤工務店
地域
Tokyo
               

メディア掲載

雑誌「モダンリビング」